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試用期間だけ給料が低い内定先。承諾前に確かめる金額と切替条件

試用期間だけ給料が低い内定先。承諾前に確かめる金額と切替条件

公開情報と編集部の整理に基づく記事です。広告リンクは掲載していません。

内定先の条件を読んだら、「試用期間中は月給が異なる」と書いてあった。承諾するか迷うなら、先に期間中の金額、本採用後の金額、切り替わる日と条件を一組で確認しましょう。「数か月だけだから」と差額を曖昧にせず、生活費に無理がないかまで見ます。

給与差があることだけで、個別の契約が適切かどうかは判断できません。この記事は入社前の条件確認を扱い、未払い賃金や契約の有効性について結論を出すものではありません。

「試用期間あり」と「給与が低い」は分けて読む

まず、求人票、内定時の提示書類、労働条件通知書などを並べます。「試用期間3か月」だけなのか、「期間中も同条件」なのか、「期間中は月給○万円」なのかで、確認が必要な箇所は違います。期間の記載だけから給与額を補わないでください。

厚生労働省委託の関西圏雇用労働相談センターは、試用期間の有無・期間・期間中の賃金等を書面で明示し、本採用後と異なる内容を明確にするよう説明しています。(出典:国家戦略特区 関西圏雇用労働相談センター「試用期間における注意点は?」
https://kecc.mhlw.go.jp/faq/試用期間における注意点は?/)

ここから先の比較表と文例は、説明を聞き漏らさないための編集部の提案です。自分に適用される条件を、会社から受け取る書面で確かめるために使ってください。

給与は二列にして、差がある項目だけ質問する

比較する項目 試用期間中に記入 終了後に記入
基本給 月額または時給と計算方法 切替後の金額
手当 名称、金額、支給条件 開始・変更する手当
固定残業代 含まれる場合の金額と対象時間 金額・時間の変更の有無
適用される期間 開始日と終了予定日 新しい条件の適用開始日
給与の支払日 締日、初回支払日、日割りの扱い 変更後の金額が最初に払われる日

「月給」の総額だけが同じでも、基本給と手当の内訳が変わる説明なら、その差を残します。実費精算の通勤費や、残業の実績に応じて変わる残業代は、毎月同じ額が入る収入として足さないようにします。

固定残業代の比較が中心の疑問なら、固定残業代込みの提示年収を比べる確認事項も使えます。ここでは、試用期間の前後で何が変わるかを先に確定させましょう。

差額と支払時期を、入社直後の家計に当てる

以下は計算方法を示す仮の例です。本採用後の月給が28万円、試用期間中が25万円、試用期間が3か月で、各月を満額で計算できるなら、額面の差は3万円×3か月で9万円です。これは手取り差額ではなく、実在企業の条件でもありません。

実際には入社日と給与の締日によって、初回が日割りになる場合などの扱いを確認する必要があります。月給額に納得できても、初回の支払日までの生活費が足りるかは別の問いです。次の三点を自分の数字で書いてみてください。

  1. 期間中の確定している収入と、まだ分からない収入を分ける。
  2. 家賃、返済、生活費、転居費など、必要な支出と支払日を書く。
  3. 初回給与までの資金と、期間中に不足する見込みがないか確認する。

賞与や成果給で後から埋められると考える場合は、それが自分にいつ、どの条件で支給されるかを確かめます。募集欄の想定年収だけで埋め合わせを見込まないようにしてください。

「3か月後に上がる」の意味を確かめる

給与が切り替わる時期を聞くときは、経過月数だけでなく、何をもって判断するのかも確認します。「期間終了後は記載額へ切替」と「評価を経て金額を決定」では、見込める内容が違います。

  • 終了予定日と、本採用後の給与の適用開始日はいつですか。
  • 給与の切替に評価や面談などの条件はありますか。
  • 判定する担当者と、本人へ結果を知らせる時期を教えてください。
  • 試用期間の延長が定められている場合、条件、期間、給与の扱いはどうなりますか。

これらは、必ず延長される、必ず給与が上がるという意味ではありません。会社の回答が「問題がなければ」なら、何を確認して誰が決めるのかを尋ねます。回答が得られない部分は、予定額として家計に組み込まず、未確認として残しましょう。

採用担当者へ送る確認メールの文例

件名:提示条件の確認について/[氏名]
内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。入社後の生活設計のため、試用期間中と終了後の給与条件を確認させてください。提示書類では、期間中は月給[金額]、終了後は[金額]と拝見しました。内訳、切替の適用開始日、切替に必要な条件をご教示いただけますでしょうか。私に適用される条件を、書面でも確認できれば幸いです。

文例の金額は受け取った書類の内容に置き換えます。書類同士で異なるなら、「求人票は同条件、今回の提示は異なる金額と読めたため、適用条件を確認したい」と該当箇所を示してください。回答前に自分で都合よく解釈しないことが大切です。

承諾の判断は、金額と切替条件がそろってから

期間中の収入で生活を維持でき、終了後の条件と適用時期も確認できたなら、仕事内容など他の希望と合わせて検討できます。生活費が不足する、切替条件が不明、書面と説明が食い違う場合は、その点を解消する相談を先に進めます。

確認と条件変更の希望は分け、「現在の提示は何か」を押さえたうえで、必要なら希望を伝えてください。個別の契約や法令上の問題が残るときは、書類と説明の記録をそろえ、労働相談窓口などで確認する方法があります。

公開資料の確認日:2026年10月29日。計算例・確認表・文例は編集部の提案です。

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