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複数の仕事が重なり、どれかの期限に間に合わない可能性が出たら、間に合わないと確定するまで抱え込まず、仕事・期限・残り時間・遅れた場合の影響を整理して、早めに上司へ優先順位を相談しましょう。全部を同時に終えられないと伝えることは、仕事を放り出すことではありません。何を先にするかを決めるための共有です。次の依頼が来たときにも使えるよう、調整結果を一件ずつ見直します。
豊島区の行政経営白書に収録された「働き方アイディアブック」も、業務状況を一覧にし、見込み残業時間を把握して早めに相談することを提案しています。これは自治体の働き方資料にある提案で、個々の職場の決まりではありません。(出典:豊島区「行政経営白書」参考資料4「働き方アイディアブック」
https://adeac.jp/viewitem/toshima-history/viewer/viewer/03_50_H290300/data/03_50_H290300.pdf)
相談前に、仕事を「全部」ではなく判断できる形で並べる
今日やる仕事を思い浮かべるだけでは、目の前の依頼が一番大事に見えがちです。まず、現在進行中の仕事と新しく頼まれた仕事を一枚に書き出します。時間は正確でなくても、現時点の見込みで構いません。
| 書く項目 | 記入例 | 上司と決める点 |
|---|---|---|
| 仕事・期限 | 見積もり案/水曜正午 | 期限を動かせるか |
| 残り作業 | 確認2件、修正、提出 | どこまでが今回の完成基準か |
| 必要な時間 | あと3時間ほど(見込み) | 他の予定を含めて現実的か |
| 遅れた場合 | 次工程の確認開始が遅れる | 誰に影響し、先に知らせる必要があるか |
| 選べる調整 | 順番変更、期限変更、一部を分担 | どの案を採るか |
見積もりには、会議や定例作業、問い合わせなどの割り込みも入れます。追加依頼が来たときは、以前の仕事が消えたように扱わず、既存の締切との重なりを見せてください。優先順位や必要な完成度が不明なら、それも確認事項です。見積もりが外れたと分かった場合は、次の相談で当初の見積もりと実際にかかった時間を比べ、次回の計画に反映します。
「間に合いません」だけでなく、選んでほしいことを伝える
相談では、状況、影響、確認したい判断を短くまとめます。次はそのまま使うための文例です。時間や業務は自分の実際の状況に置き換えてください。
「今週はAの報告書が水曜、Bの顧客対応資料が木曜締切です。Aは残り約3時間、Bは確認を含めて約5時間かかる見込みで、木曜までに両方を終えると確認時間が不足しそうです。Aを先に仕上げてBの期限を金曜へ調整するか、Bの確認を分担するか、優先順位をご相談できますか」
すぐに状況を伝える必要があるときは、完璧な表を作るまで待たず、分かっている範囲を共有します。「明日の午前までに判断が必要です」など、返答が必要な時刻も伝えましょう。遅れそうな仕事の関係者へ独断で期限変更を約束せず、権限のある人と対応を決めます。
相談の返事は、担当・期限・完成基準まで確認する
「優先して進めて」と言われても、何を後ろへ動かすのかが決まらなければ、作業量は減りません。会話の最後に、次の点を復唱するか、社内の記録方法に沿って残します。
- 最初に進める仕事と、後に回す仕事
- 後に回す仕事の新しい期限、または期限を再確認する日
- 必要な品質や、今回は省ける工程
- 分担する場合の担当者と引き継ぐ範囲
- 状況をもう一度共有するタイミング
上司が不在、または複数の上司から異なる優先順位を指示された場合は、社内の業務調整ルールに沿って確認先を探します。自分だけで順位を決めると、後で「こちらが先だった」となる仕事がないか、関係者と短く共有してください。
同じ相談が続くなら、単発の締切ではなく割り込み方を見る
一度だけの繁忙と、割り込みが常に入り予定が立たない状態では、調整方法が違います。数日分の記録から、突発依頼の件数、対応時間、誰から来るか、止まる定例業務を見ます。よくある依頼なら窓口を決める、対応可能な時間帯を伝える、共有できる作業を分担するなど、仕組みの相談が候補になります。
相談しても調整されず、仕事量や期限が継続的に合わないなら、上司の上位者や社内の相談先に事実を整理して伝える方法もあります。体調に変化がある場合は、仕事の段取りだけで解決しようとせず、社内外の適切な相談先を利用してください。ここで病気や法的な判断は行いません。
業務が増えたときの評価や役割も気になっているなら、仕事が増えるのに給料が変わらないときの相談記事も参考になります。まずは今日の仕事を一つの表にして、「全部無理」ではなく「どれを先にするか」を相談するところから始めましょう。
資料確認日:2026年10月27日。自治体資料の提案を、職場で調整するための一般的な整理に用いています。
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