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求人の「残業月平均20時間」は毎日1時間?繁忙期と退勤時刻の確かめ方

求人の「残業月平均20時間」は毎日1時間?繁忙期と退勤時刻の確かめ方

公開情報と編集部の整理に基づく記事です。広告リンクは掲載していません。

求人に「残業月平均20時間」とある。毎日1時間程度なら帰宅後の予定を守れそうでも、特定の日に集中する働き方なら困る。そんなときは、平均の対象、忙しい月、遅くなる日の頻度を確かめましょう。月の合計だけでは、自分の帰宅時刻は判断できません。

通院、家事、学習など夜の予定を守りたい人に向けて、応募先の働き方を具体的に聞く質問と、退勤時刻の相談文例を整理します。

「20時間÷20日」は仮の計算にとどめる

勤務日を20日と仮定すれば、月20時間を均等に分けると1日1時間です。ただし、これは計算例であり、その求人の実態ではありません。数日だけ長く働く月も、毎日少しずつ残る月も、月の合計が同じになることがあります。

さらに、平均が全社のものなら、配属予定の部署の数字とは限りません。忙しい月と落ち着く月をまとめた平均から、入社直後の繁忙期を読み取ることもできません。「平均なら大丈夫」と決める前に、数字の対象を確認します。

公表値は、同じ名前でも集計の説明まで読む

厚生労働省の「しょくばらぼ」の用語説明では、「月平均所定外労働時間」は前事業年度の正社員1人当たりの月平均で、課長級以上の管理的地位にある人を算定対象から除くと説明されています。同じページには、別項目として雇用管理区分ごとの平均残業時間も説明されています。

出典:厚生労働省「しょくばらぼ・用語説明」
https://shokuba.mhlw.go.jp/menu/010/

これは、しょくばらぼの各項目についての定義です。すべての求人媒体の「残業月平均」が同じ集計方法だという意味ではありません。比較する数字がいつの、誰の、何を含む時間なのかをそろえる必要があります。

面接では「誰の数字か」から聞く

「残業は多いですか」だけでは、採用担当者と自分の「多い」の基準がずれることがあります。求人に記載された時間を起点に、以下の順で確認すると話を絞れます。

順番 質問の例
対象 記載の平均は全社でしょうか、今回の配属予定部署でしょうか
期間 どの期間の実績ですか。最近の状況も同程度ですか
波 繁忙期はいつで、その月の残業はどの程度になりますか
集中 日々少しずつ残る形か、締め日などに集中する形でしょうか
見通し 残業が必要な日は、通常いつ頃分かりますか

人数の少ない部署などで詳しい数字を出せない場合は、個人の勤務記録を求めるのではなく、業務の流れや忙しくなるタイミングを聞きます。「月末の締め処理」「顧客対応の終了後」など、遅くなる理由が分かると、自分の予定と照合しやすくなります。

自分の制約は、残業時間より退勤時刻で伝える

月20時間までなら受け入れられても、毎週決まった曜日だけは定時に帰りたい人もいるでしょう。逆に、事前に分かれば調整できるものの、当日の急な延長が難しい人もいます。必要な条件は退勤時刻、頻度、予告の時期へ置き換えます。

「勤務時間を具体的に確認させてください。週に一度、19時までに帰宅が必要なため、その日は18時までに退勤できる働き方を希望しています。今回の部署では、業務の分担や事前の相談で対応可能でしょうか」

これは相談文例で、時刻や頻度は自分の条件に置き換えてください。通勤時間も含めて逆算し、約束できない条件を「繁忙期も問題ありません」と答えないことが大切です。詳しい私生活の説明より、仕事に関係する必要条件を伝えます。

「相談できます」という回答があれば、誰と、いつ相談し、欠員や繁忙期にはどう調整するかを追加で聞きましょう。相談の窓口があることと、希望の時刻に帰れることは区別します。

固定残業の時間と、実際の働き方を別欄にする

給与欄の「固定残業○時間分」を、実際の月平均残業時間として比較表へ転記しないようにします。給与の内訳についての説明と、勤務実態についての回答は、それぞれ確認してください。

たとえばメモには「給与欄の時間数」「実績として説明された時間」「繁忙期」「退勤時刻の制約への回答」を別に残します。金額も比較する段階なら、固定残業代を含む内定条件の比較で、提示年収の内訳を整理できます。

今回の目的が帰宅後の時間を確保することなら、収入が増えるかだけで結論を出さないでください。終業時刻が違えば、同じ残業時間でも帰宅時刻は変わります。求人の始業・終業、休憩、通勤も一緒に見ます。

回答が曖昧なら「確認中」を残して次へ進む

人事担当者だけでは配属先の働き方が分からない場合、現場責任者へ確認してもらえるか尋ねます。回答が得られる日を聞き、内定への返事が必要なときは、その期限との前後関係も整理しましょう。

説明と公表値が違う場合も、すぐ虚偽だと決めず、集計期間、部署、対象者が違うかを質問します。違いの理由が確認できなければ、都合のよい小さい数字を採用せず、未確認の条件として比較に残します。

最後は「残業20時間は多いか」より、自分が守りたい予定を、この仕事の繁忙と両立できるかで判断します。気になる求人を一つ選び、平均の対象と遅くなる日のパターンの二点から確かめてください。

公開資料の確認日:2026年10月31日。勤務実態は応募する部署・時期について確認してください。

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